制作ノート きえレス 13


ベースの録音。

8曲終わった。

でもいくつかやり直すかもしれない。

クリーントーンのギターに、歪んだベースが馴染んでいないようなそうでもないような。

ベース録音を始めてみると、自然と一定のテンポで弾いてしまってタイミングが合わなかった。

何度か合わせるうちにギターを弾くテンポ感に近づいてきた。

楽器に紐付いた身体の記憶に驚き。

アルバム:きえものエンドレス(仮)

制作ノート きえレス 12


もろもろ調整していたら一ヶ月経ってしまった。

嫌いな作業でサボり気味だったが、何とか終わった。

で、ミックスを始める前に一通り聴いてみると・・

ギターアルペジオの音量を大きくしたくないけれど、小さすぎるとバランスが取れない。

今回のアルバムの曲は和声感がちゃんとないと駄目だ。

で、ベースを弾くのはどうだろう・・と思い、物置から引っ張り出して、少し分解して調整して、弾いてみると案外良いアイデアな気がする。

録音で使うのは多分14年振りだ。

何度か練習した。
テンポはゆっくりだし、指も動くし、何となりそう。

アルバム:きえものエンドレス(仮)

生悦住さん


音楽レーベル「P.S.F Records」、レコードショップ「モダ〜ンミュージック」の生悦住英夫氏が死去した、と人に聞いたり、ネットで見た。

直接本人に聞くわけにもいかず、困ったもんだ。

いつも通り食事をして、いつも通り・・と思うが、何だか手につかず日記を書くことにした。

試しに、チェット・ベイカーを聴いている。

Let’s get lost

生悦住さんも好きで、良く話題にしていた。

生悦住さんなりに話題を合わせてくれていたのかもしれない、と今初めて思った。どうだろう?

「ひぐちくんの歌はチェット・ベイカーっぽいとこがある」と言われ首をひねっていたが、嬉しかった。

生悦住さんは同じ話を何度もする。こっちが疲れてしまうくらい。呆れてしまうくらい。

今まで出会った人の中で、一番。

 

1996年にカセットテープをモダ〜ンミュージックに郵送した。

お店には行ったことがなかったし面識もなかったけど、当時ライブをしていたお店のマスターとママから生悦住さんの話を聞いていて「もしかしたら」と思ったんだと思う。PSFのアルバムは少し聴いていた。

知り合いも少なかったし、一人でやっていたのでアテもツテもなく、まだインターネットはなかったし。

ライブを録ったカセットをダビングして、住所と電話番号を書いて送った。

生悦住さんに会ったのはそれから7年〜8年後。

 

2003年にGhost Discという自主レーベルを作って、初めてCDをプレスして、モダ〜ンミュージックに持って行った。

大きなリュックを背負って、冷や汗をかいて。

CDを渡すなりお店のプレイヤーで再生するので、いたたまれない気持ちになった。

生悦住さんは音を聞きながら、ジャケットを見ながら、自分と言葉を交わすうちに「もしかして君は***(カセットを送った時に使っていた別名義)?」と言い、「カセットを聴いて電話したが通じなかった」こと、「勝手にダビングしてお店の常連さんに配っていた」ことなどを話し始めた。

96年頃は色々あって、モダンにカセットを送った直後に東京を離れてしまったのだ。

1年後に戻ってきても部屋がなかったりって状態だったので、カセットを送ったことを忘れていたわけではないと思うのだけど、モダンに連絡するということは思いつかなかったのかもしれない。

その後、もろもろの記憶が曖昧なまま数年が過ぎた。

で、2003年にCDを作って、どうやって売れば良いかも分かない時に「あの時連絡はもらえなかったけど、あの店なら置いてもらえるかもしれない」と思い、訪ねてみたら、むかし送ったカセットのことを覚えていてくれたのだった。

その後、スピーカーからCDは流れたまま、終わってもう一度再生しても、カセットの話ばかりしていたと思う。

結局気に入ってくれて、買取はしてくれたのだが、「これも良いけど、カセットの方が良いね」と言われた。

以降、その言葉は会うたびに、新しいアルバムを渡すたびに繰り返された。

自分としては当然新作の方が良いわけで、返す言葉に困るのだが、不思議と嫌な気持ちにはならなかった。むしろ毎度毎度同じことを言われるので面白かった。

ミュージシャンは多かれ少なかれ変わる。 

でも生悦住さんが大好きなものは変わらない。しかも本人にそのまま言う。タイミングとかもない。

だから笑っちゃうのだ。あまりにストレート。そしてしつこい。

自分としては「恥ずかしいし、出したくない」ってずっと思ってたし、いつか「こっちの方が良いね」と生悦住さんが言うものをPSFからリリースしたかった。だから初期作品集のリリースは2012年まで拒んでいた。

それでも10年近くしつこく言われ続けて、「あの人が良いというなら良いのかもしれない」と思ったり、生悦住さんが「こっちの方が良いね」と言う日が来る前に・・来ないかもしれない、と思ったり、とにかくずっと言ってくれて、売れもしないのにリリースしてくれて・・というか、感謝しかない。それと出会えて本当に良かった。

制作ノート 消えコー 2


2015年に録音して、去年マスタリングして、まあまあ時間が経ったけど、年明けあたりから具体的に進んでいるので、もうすぐ発売日が決まると思う。

レーベルでプロモシート(リリースする時にディストリビューターに渡したり、WEBサイトなんかに掲載するやつ)を用意するにあたって、その手助けになるようなテキスト(制作のプロセスやその他もろもろ)を送ることになった。基本調べて書いてくれるようなので、簡単なメモ程度のものを送れば良さそうだ。

けど書けない・・明日収録曲の歌詞を読んで、少し曲も聴いて考えようと思う。少し時を戻らないと、今作っているものと混同してしまう。

アルバム:消え続けるエコー


ひとまず録音終わり。

作って練習して演奏&録音して・・ってここまでもまあまあ長かったし、この後やることへの気持ちの切り替えがまだ出来ないてないのかもしれない。

あと、機械的な制作環境がかなり変わったので、勝手が違うっていうのも要因かもしれない。休。

制作ノート きえレス 10


ギターの録音。

この曲も、歌を録音した日に録ったギターがあったが、仮、と思っていたので改めて何度か弾いてみたが、いまいちで、もっと弾いてみたものの、やはり駄目で、結局最初のが良い気がする。疲れた。というかあれが良い。

アルバム:きえものエンドレス(仮)
トラック:きえものエンドレス

制作ノート きえレス 9


ギターのオーバーダビング。

歌の録音をした日に、ついでに、仮に、と思って録ったテイクの方が良い。何度かやってみたけどそうだった。仮のやつはミスもあるし、たどたどしいところもあるけど、それ以上に輝きがある。それをなぞろうとしてしまうので超えることはできなかった。

もう一曲。なかなかできず、何度か通して弾いた。使うスケールをふたつ決めておいて、目をつぶって集中してみたらできた。あまり何も考えずに音をしっかり聴いて、静かに熱くなっているような感じになれれば、指が勝手に動いて、上手くいく事が多い。

アルバム:きえものエンドレス(仮)
トラック:幸福の電波
トラック:キラキラ

制作ノート きえレス 8


ギターのオーバーダビング。

歌の録音の時に変えたコードのところ、思わぬフレーズが出てきて、戻る時に少し変な感じになるけど、いいかもしれない。歌詞にシンクロしている。Aメロのとこはボーカルのメロディーをなぞったり、先に行ったり、付かず離れず。

アルバム:きえものエンドレス(仮)
トラック:まぼろし vs お化け