ユーリー・ノルシュテイン

少し前、ユーリー・ノルシュテイン監督特集に行った。

短編6本。

後半の2本、霧につつまれたハリネズミ、話の話が良かった。

むかし観た印象と随分違った。VHSでブラウン管だったのもあるだろうけど、自分の観かたも変わったと思う。

ハリネズミのは瑞々しさがすごかった。美しさ全開。実写の使い方が上手い。

話の話はその辺りは抑制していて構造が複雑になっている。

さざなみ

老夫婦の映画。

演出、撮影、脚本、演技どれも素晴らしかった。

原題は45 years。こっちのほうがいいと思う。

淵に立つ

深田晃司監督の「淵に立つ」。
重い内容なのに、作品としての出来の良さにテンションがあがってしまい、戸惑う。それくらい素晴らしい映画。

アノマリサ

先日観たチャーリー・カウフマンのアノマリサは奇妙な映画だった。内容もさることながら、作品があのような形で存在していることが。同時に人間や人生を描くのに適した手法だとも思った。

最近観た邦画

邦画ブームが訪れた。最近観たやつの面白かった順。

洲崎パラダイス赤信号
放浪記
乱れる
秋津温泉
浮雲
赤線地帯
しとやかな獣
クリーピー
シンゴジラ
夜の女たち
独立愚連隊

洲崎パラダイス赤信号は前に書いた辰巳巷談と同じく江東区木場の洲崎が舞台。人物もだけど土地の扱い方が良かった。
放浪記、乱れるの高峰秀子の顔がすごった。