日記の代わりに。
映画、今日の海が何色でも/パティパン・ブンタリク
Movie, Solids by the Seashore / Patiparn Boontarig
https://movie.foggycinema.com/kyounoumi/
仏教国タイの南端、イスラム文化が息づくマレーシアとの国境の街、ソンクラー。かつて美しい砂浜があったが、高潮によって侵食され、現在は護岸用の人工の岩に置き換えられている。そこで二人の若い女性が出会う。シャティは保守的な家庭に生まれた地元のイスラム教徒。フォンは活動家からビジュアルアーティストに転身し、美術展のために街に来た。
お互いを深く知れば知るほど惹かれ合う二人。同性関係を禁じる伝統のもとで生きてきたシャティは内なる葛藤の波に飲み込まれていく。恐怖と欲望の板挟みになった彼女は、亡くなった最愛の祖母が語った幼少期の古い教訓の物語を思い出す。
シャティの前に、祖母の物語にある奇妙な異世界の出来事が次第に起こり始め・・・。
シャティは自分自身の道を切り開く決意をし、自分が何者であるかを受け入れていく。
瑞々しい(海の映像が多く文字通り水水しいのですが、勿論そういう意味ではなく)表現が染み込んできて、後半のあるシーンで自分の体内の水分がリンクして溢れ出てきました。観て良かったなー映画館に来て良かったなーと思いました。
The lush (many images of the sea are literally watery, but of course that is not what I meant) expressions soaked in, and in one scene in the latter half, the water in my own body linked up and overflowed. I was glad to have seen it – I was glad to have come to the movie theater.