制作ノート きえレス 6


ギターのオーバーダビング。

前のアルバム(消え続けるエコー)は一発録りで、ギターソロは無伴奏の上に主に単音で弾いて、コードの重力が軽くなるようなものだった。スケールは保ったままの方がそんな感じになる。逆に無調は案外安定している。

今回のアルバムは歌の上にギターソロをダビングする。自由に弾くと歌が壊れるし、コード感もなくなる。かといって歌やコード進行に合わせすぎても駄目だ。

普段は、1曲1スケールで弾くことが多いので、この曲みたいにスケールを変える場合は少し慣れが必要で、何度かやってだんだん流れてきて、壊れ始めたところでいいのが録れた。

アルバム:きえものエンドレス(仮)
トラック:雀を放ち、船を流す