MRI、ジャズマスター/MRI, Jazzmaster


 先日、レントゲンに黒い影が見つかりCT検査を受けた。結果、腫瘍の疑いがあったため、改めて別日にMRIへ入ることになった。結局、静止性空洞という奇妙な症状で、治療の必要もなく病気ではなかったのだが、貧乏人にとっては高額の検査費用を払うはめになった。
 腫瘍だった場合やや大きな手術が必要と言われていたため、数日暗い気持ちでいたが、MRI検査の当日はせめて楽しもうと思い、多少ワクワクもしていたのだが、筒状の検査機器に入ってすぐ、激しい動悸と異常な発汗、動きたい外に出たいという抑えがたい欲求でパニックを起こしてしまった。産まれてこの方この年になるまで、自分が閉所恐怖症だとは気付かなかった。
 なんとか数十分間耐え検査を終えることは出来たが、機器から出た時には肉体的にも精神的にも疲れきっていた。出来ればもうMRIには入りたくない。耐え難い時間だった。

 2月8日は、久しぶりに高円寺円盤でのライブだった。当日は大雪だった。スニーカーしか持っていないので、防水のため靴の上にレジ袋を履いて家を出たのだが、いざ歩き道行く人とすれ違うと、案外恥ずかしかった。
 ここ数年ストラトキャスターを使っていたのだが、リヴァーブや揺れ系のペダルを使わず、クリーントーンでコードを刻む曲とあわないので、近頃はジャズマスターに持ち変えることが多くなっている。問題は重量が重いこと、専用のケース、ソフトケースを持っていないこと。傘とギターで両手がふさがること。