ジミ・ヘンドリックスと言えばストラトで、フライングVだといまいちなんだよな、とずっと何十年も思ってたけど、さっきワイト島のライブ聴いていて、いやいや全然こっちも良いじゃん、というか今はフライングVの方が好きかも、と思ったので人の趣味というか好き嫌いは変わるんだよな、と当たり前の事を再確認しました。
晩白柚改めバンペイユ
過去を書き換えて、バンド「晩白柚」の表記が「バンペイユ」になりました。
バンペイユはかつて存在したかもしれないバンドで自分独りで演奏しています。
昨年バンドキャンプで「かつて存在していたかもしれないバンドのデモ」というシングルアルバムリリースした後、今年の6月に「これは君の言葉を歌にしたもの -2023RatMix-」というミックスをやり直したものを追加しました。後から曲が増えたことになります。今後も追加するかもしれません。発表した後に曲が増えるのは過去が変化するようで面白いと思います。
Youtube動画と各種ストリーミングサイトで公開していた「これは君の言葉を歌にしたもの 」は先日削除しました。
代わりに「これは君の言葉を歌にしたもの -2023RatMix-」をお盆にあわせて本日公開しました。以下はリンクです。
https://linkcloud.mu/c9d8b1e3
20
Ghost Discは今年で20年です。
最近はレコード、CD等でのリリースはありません。
デジタルファイルだけになるかもしれませんが、続けますのでよろしくです。
しばらく、SNSでの投稿は告知のみ、それ以外はこのサイトでするつもりです。
最近15年振りくらいにギターを買ったので、近々その事を書きます。
これは君の言葉を歌にしたもの(2023RatMix)
昨年(バンペイユ名義で)リリースしたシングルに新ミックスのトラックを2つ追加しました。 RatMixのRatはPROCO RAT2というディストーション・ペダルのことです。
晩白柚(Banpeiyu)
バンド(かつて存在したかもしれないバンドのデモ)の音源をリリースしました。
バンド名は晩白柚です。
晩白柚(ばんぺいゆ)は、柑橘類の一つで、ザボンの一品種である。名前は、晩生(晩)、果肉が白っぽいこと(白)、中国語で「丸い柑橘」を意味する柚に由来する。
動画は作れませんでした。
脳の不調(パニック発作とその余韻)のせいかもしれない、全てに時間がかかる。
代わりに歌詞字幕をつけて音源をアップしました。
「晩白柚 – これは君の言葉を歌にしたもの」
https://www.youtube.com/watch?v=UJLHqck7e84
「これは君の言葉を歌にしたもの」は去年から今年にかけて作った曲で、「消失」は2014年か2015年に作った曲です(「消え続けるエコー」収録)。
Title: かつて存在していたかもしれないバンドのデモ
Artist: 晩白柚(Banpeiyu)
Label: Ghost Disc
Format: Digital
Release: Oct, 2022
Recorded: 2022
4 tracks
total time: 17min
*Electric Guitar, Keyboard, Vocals By Hisato Higuchi
*Recorded, Mixed, Mastered And Cover Photo By Hisato Higuchi
バンドのデモ
やっと完成。
録音を先延ばしにしたから。
何故先延ばしにしたのか?
・・・
かつて存在したかもしれないバンドのデモ。
を、今、独りで録音する。
ということをやりました。
たった2曲だけれど。
(2曲+ダビング前のバージョン=4トラックでリリースします。)
そのバンドの名前は晩白柚(Banpeiyu)です。
シトラスマキシマ、大きすぎる柑橘の果物。
黄色の大きな丸いもの。
リリースはもう少し後にしよう。
ジャケットを作ったり、映像を作ったりします。
アデライダ・ガルシア=モラレス『エル・スール』
エル・スール
アデライダ・ガルシア=モラレス 著
野谷文昭、熊倉靖子 訳
https://inscript.stores.jp/items/5ea6b1da55fa035832715c0d
ビクトル・エリセ監督の映画『エル・スール』の原作小説。
簡潔で美しい文章、悲しい話ですが心が洗われるようでした。
娘から死んだ父に向けての独白が、今では電気もなく誰もいない家、静かな部屋の中、かすかに残る存在に向けて行われていて、非日常的で神聖な空気が漂っていて、読書中、自分の薄汚れた心の表面に積もった埃が少しだけ拭われたような感じがしました。
映画を先に観ていて、原作では映画では描かれなかった、続きがあるとのことだったので興味を持ったのと、父の超自然的な力=振り子についてどんな風に書かれているのかが(何か暗喩的なモチーフなのか?)気になったので手に取ったのですが、力はそのものとして書かれているのも納得でした。
この著者の邦訳は今のところこれだけのようなので、機会があれば他のものも読んでみたいです。
「かいらいでぃおっと」清水沙
清水さんの新作漫画「かいらいでぃおっと」を読みました。
アックス Vol.146 収録
http://www.seirinkogeisha.com/
清水さんについての他の投稿
https://ghost.readymade.jp/?s=%E6%B8%85%E6%B0%B4%E6%B2%99
とても大きな罪の意識と黒い線に押しつぶされてしまって、読み終わるとどっと疲れて、でも疑問が残って何度か読み返して…。
作者とキャラクターを同一視してはいけない、と分かっているのに「もっと気楽に、適当に生きていいんだよ」と心の中で声をかけてしまう。多分それは自分の醜さを肯定するために。
構図とかタッチとか当然凄いのだけど、今回特に思ったのは構成というか無駄なセリフがひとつもなくて、短編だけど凝縮されていて、前半のおばあさんの?の台詞が終盤にぴたりとはまって「嗚呼…」。
キ、Que、消えん? CD
キ、Que、消えん? 消える三部作 (Disappearing Trilogy) Vol.3
– 6 panel digisleeve CD
– reverse board & printed inner spines
– w* full Japanese lyrics & Chinese translation
Electric Guitar, Vocals, Hum Noise & Lyrics by Hisato Higuchi
Recorded, Mixed, Mastered & Photo by Hisato Higuchi
Design & Layout by 若潭 Ruò Tán
歌詞中文翻譯 Lyrics Translated to Chinese by Chzaza & 劉堅白
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昨年デジタルリリースしたアルバムがCDになりました。 https://hisatohiguchi.bandcamp.com/album/que-ki-que-kien-2
フランスと中国を拠点とする(Avant-garde esoteric music label. Based in France & China.)WV Sorcerer Productions(巫唱片)レーベルから、6パネル・デジスリーヴ・歌詞付きでリリースされました。 https://wvsorcerer.bandcamp.com/album/que-ki-que-kien
消え続けるエコー、きえものエンドレスに続く「消える三部作」の最後の作品です。 メロディーと歌詞、歌とギター、録音とミックス・・自分なりにやってきたことが何周かしてこの作品になりました。
直販(Ghost Disc Records)
https://ghostdisc.stores.jp/items/6271e44107e16377d9ce53e0
謎ときサリンジャー―「自殺」したのは誰なのか―
謎ときサリンジャー―「自殺」したのは誰なのか―
竹内康浩/著 、朴舜起/著
https://www.shinchosha.co.jp/book/603870/
鈴木大拙による松尾芭蕉の俳句の禅的な解釈をベースにグラス家の物語を読み解く・・・って感じの本でした。感心しっぱなしというか、「マジか!」って実際に何度か口にしながら読みました。
かつてグラス家の物語、シーモア・グラスに関する話を読んで何だかの引っかかりがあった方なら面白く読めると思います。
サリンジャーが鈴木大拙の書籍を読んでいたのはほぼ確定の事実のようで、時期や影響の大小までは分からないけど、相当深く関係しているのではと思えてくる、そんな本です。
考察と文学研究の差がいまいち分からないのですが、考察・謎解き・ミステリー風に進んでいくので最後までワクワクしながら読めました。4章は少し毛色が違いますが。
ただ、この本の性質上「バナナフィッシュにうってつけの日」をサリンジャーが執筆した時点で、全てが設計済みだったかのようになっているけど、実際は後から当て嵌めていったパーツも少なくないと思う。そのように読めるように付け足したというか。
自分の場合だと、直感的に書いた言葉の意味や繋がりを後から考える事があって、気付いたり築いたりして続きを書いたりする事があります。
まあでも、自分よりも相当頭が良いであろう早熟な作家なら、あらかじめ全てを見晴らした上で巧妙に隠しつつ配置したってことも無くはない。
どちらにしろ、この本の解釈は説得力があってほぼほぼ納得って感じでした。教養が足りない自分では言語化出来ていなかったものが書かれていたというか。
あと、自分の歌詞はまあまあ禅的だったんだなあと思いました。