ギターノイズ(制作ノート 消えコー 3)


エレキギターをミキサーに直で繋いで柔らかく爪弾くと、音は小さく、録音された音も小さく、ボリューム上げていくとサーというノイズが聴こえ始める。

そもそも存在していたものだが、顕微鏡で拡大するように知覚して、旋律と共にあることによって音楽の一部になる。

ミクロ的なものにコスモを感じるように、広がりや繋がりを感じる人もいるだろう。

大きなアンプで、大きなボリュームで掻き鳴らすギターノイズを密室で聴き続けるうちに静寂を感じるように。

アルバム:消え続けるエコー